『がんばれゴエモン大集合!』は、最初から13タイトル収録を前提にしたコレクションではなかった。KONAMIの上野亮作氏は、電ファミニコゲーマーとファミ通のインタビューで、収録数が小さな構想から膨らんでいった経緯を語っている。
開発を担当するエムツーの堀井直樹氏と話す前には4作ほどでコンパクトにまとめる案もあり、ファミ通のインタビューでは、最初はファミコン2作とスーパーファミコン4作の計6作品を想定していたとも説明している。
4作案、6作品想定、10本案を経て13タイトルに
『がんばれゴエモン』シリーズは、現行ハードで遊べる機会が決して多い作品ではなかった。KONAMI社内でも移植の話自体は出ていたものの、なかなか実現の機会がなく、上野氏が携わった『グラディウス オリジン コレクション』の終了後、『がんばれゴエモン』40周年に合わせたコレクション企画が浮上したという。
収録本数は、現在の13タイトルよりもかなり小さな案から始まっていた。電ファミニコゲーマーのインタビューで上野氏は、開発を担当するエムツーの堀井直樹氏と話す前には、4作ほどでコンパクトにまとめる案も考えていたと語っている。ファミ通のインタビューでは、最初はファミリーコンピュータの2作とスーパーファミコンの4作品、計6作品があればいいだろうと考えていたとも説明しており、初期段階では13タイトル収録を前提にしていなかったことが分かる。
そこから候補は、エムツーとのやり取りの中で増えていった。上野氏によると、エムツー側から「ゲームボーイのシリーズは入れないんですか?」「外伝シリーズは入れないんですか?」と聞かれ、「じゃあ、これもそれも入れましょうか」と広がっていったという。いったんは10本ほどでまとまりかけたが、さらに「これもついでに入れようか?」と追加され、気づけば13本になっていた。
7タイトル18バージョン後の本数感覚
13タイトルまで収録数が増えたことについて、上野氏は『グラディウス オリジン コレクション』での経験にも触れている。同作は7タイトル18バージョンを収録したコレクションで、上野氏は「それくらいの本数ならふつうだよね……?」と考えていたとし、「我々の感覚が麻痺していました」と振り返った。
電ファミニコゲーマーのインタビューでは、収録作を分割する案も考えたと語っている。ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、年代別といった分け方を考えたものの、どれもしっくりこなかったという。上野氏は「正直、本数はちょっとやりすぎたかもしれません」としつつ、「がんばれゴエモン」ではこれが正解だったと話している。
出典
- 週刊ファミ通 2026年7月16・23日合併号 No.1954「発売記念特集 がんばれゴエモン大集合! 開発者インタビュー」
- 電ファミニコゲーマー「『がんばれゴエモン大集合!』に『クライシスフォース』が収録されているってどういうこと? なぜファミコン後期の名作シューティングを『ゴエモン』に入れたのかを開発陣に聞く──開発者の“やりたい”を詰め込んだ結果、13本+αの驚異的なボリュームに」



