『Marvel’s Wolverine』海外レビュー解禁。Metacriticは78、IGN・GameSpotは6/10評価。Insomniac製『Spider-Man』3作を下回る滑り出し

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Insomniac Gamesが手がけるPS5向けアクションゲーム『Marvel’s Wolverine』の海外レビューが解禁された。Metacriticでは、112件の批評を集めた時点でメタスコア78を記録。評価区分は「おおむね好評」とされている。一方で、IGNとGameSpotが6/10、VGCとGamesRadar+が3/5、Giant Bombが2.5/5を付けるなど、有力メディアからは厳しめの評価も目立っている。

この78という数字は、同じくInsomniac Gamesが手がけた『Marvel’s Spider-Man』の87、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』PS5版の85、『Marvel’s Spider-Man 2』PS5版の90を下回るものだ。今後スコアは変動する可能性があるとはいえ、現時点では同スタジオの『Spider-Man』シリーズ3作品に届かない出足となっている。

厳しい評価で目立つのは、戦闘の反復、成長システムの立ち上がりの遅さ、そしてリニアな構造と既存システムの噛み合わせに対する不満だ。IGNは、序盤こそ滑らかで手触りの良い戦闘を評価しつつも、その新鮮味は物語の終盤を迎えるかなり前に失われてしまうと指摘している。

GamesRadar+も、東京を舞台にした小規模なセミオープンワールド部分には見どころがあるとしながら、それ以外では箱型の通路と戦闘が続き、特に序盤のロケーションは印象が薄いと評した。また、レイジを活かすうえで重要な要素の一部がアダプテーションのアンロック前提となっており、ゲームの大半では本来の力を十分に振るえていないように感じられるとも指摘。戦闘がようやく噛み合ってきた頃には、もっと早い段階からこの状態で遊びたかったと思わされたとしている。

Giant Bombも、能力が揃った後の戦闘そのものには一定の手応えを認めつつ、そこに至るまでにゲーム全体のおよそ3分の1を費やす構成を問題視している。あわせて、オープンワールドではない本作に、Insomniac作品でおなじみのスキルツリーや収集要素、ステルスといった仕組みを持ち込んだ結果、リニアな進行の中では各要素が有機的につながらず、継ぎはぎのような印象を与えていると評した。

VGCは3/5を付け、映像面には高い評価を与えながらも、古さの残るクエスト設計や、見た目の派手さほどには伸び切らない戦闘を課題として挙げた。The Guardianも、ローガンというキャラクター描写や物語には好意的な一方で、戦闘は滑らかである反面、反復によって次第に単調さが前面に出てくると評している。

もっとも、海外レビューの論調が一枚岩というわけではない。COGconnectedは10/10を付け、序盤は単純にも映る戦闘が、新要素の追加とともに複雑さを増し、最終的には流れるようなアクションへ発展すると評価。演技やゲーム全体のペースも大きな長所として挙げている。

GamingBoltも10/10評価を与え、戦闘、物語、演技、ボス戦、成長システムを広く称賛した。『Spider-Man』シリーズよりも絞り込まれた構成を採りつつ、舞台を移しながらテンポ良く進行していく点も、本作ならではの強みとして評価している。

そしてThe Vergeが好意的に受け止めたのも、まさにその“コンパクトさ”だった。約13時間の直線的なアクションゲームとして、オープンワールド的な規模の拡大を追うのではなく、激しい戦闘と大がかりなセットピースを連続して打ち出していく構成を肯定。リニアな構成を、同誌はむしろ本作の長所として評価している。

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