【追記】本記事公開後、LoreanXavier氏が「P.T. PC Port 1.0.0」を公開しました。Windowsに加えてLinux/Steam Deckにも対応し、DLSS、FSR、XeSS、レイトレーシング、VR、MODなどの機能も実装されています。
2015年に配信終了した『P.T.』を、エミュレーターでも別エンジンによるリメイクでもなく、Windows上でネイティブ動作させる非公式PC移植が開発されている。『P.T.』は、小島秀夫氏が手がけていた『Silent Hills』のプレイアブル・ティザーとして2014年にPS4向けに配信され、その後PlayStation Storeから削除された作品だ。
開発者のLoreanXavier氏によると、PS4版の実行ファイルを逆解析し、C++とVulkanでゲームロジックやレンダリングを再構築したという。オリジナルの『P.T.』データファイルを必要とする仕組みで、最終的な配布・導入方法はまだ決まっていない。
開発者本人の説明では、すでに初回設定画面からエンディングまで通して動作しており、オリジナルのLuaスクリプトやトラップ、カットシーン、Lisaのアニメーションに加え、攻略の一部として使われる音声認識も機能しているという。
レンダリングではPS4版のシェーダーをもとに処理を再構築し、音声についてもWwiseのサウンドバンクを扱うためのランタイムを実装。PC向けには60fpsを超えるフレームレートや任意の解像度、マウス&キーボード、DualSenseやXboxコントローラー、FSR 3.1などにも対応している。
完成に向けては、一部の部屋に残る照明やマテリアルの差、タイミングの細部に加え、原版とのさらなる比較検証も残されている。公開時期はまだ決まっていない。
さらに、このプロジェクトを扱ったGameRantの記事を小島秀夫氏がXでリポストしたことも報じられている。これを受け、LoreanXavier氏は「The GOAT himself acknowledged my port. I am speechless」と反応し、長い時間と情熱を注いできたものを小島氏に気づいてもらえたことは「本当に大きな意味がある」と喜びを綴っている。






















