カプコンの『鬼武者 Way of the Sword』について海外レビューが公開された。複数のレビューで特に高く評価されているのが、敵の攻撃を見極めて反撃につなげる剣戟とボス戦だ。3/5と厳しめの評価を付けたVGCも戦闘そのものは高く評価し、敵の攻撃が当たる直前に斬り込む「一閃」を本作で最も優れた要素として挙げている。
戦闘では受け流しだけでなく、弾きや回避を敵の攻撃に応じて使い分ける。弾きで敵のスタミナを削って決定打につなげるほか、攻撃が命中する寸前を狙えば一閃で強烈な反撃を叩き込める。CGMagazineは、受け流しから一閃、さらに追撃まで決まったときの手応えを本作の戦闘でも特に優れた部分として評価している。Gamereactorも、戦闘システムについては2026年に遊んだ作品の中でも最高とするほど高く評価した。
こうした防御と反撃の使い分けが、よりシビアに問われるのがボス戦だ。PC Gamerは、中盤まではボス戦でこそ剣戟が本領を発揮するとしている。Game Informerも、受け流しや回避、弾きなど、それまで身につけた技術を総動員する「試験」のような存在と評している。序盤の基本的な幻魔には比較的余裕を持って対応できるが、ボス相手では攻撃を見極め、その都度どの防御手段で応じるかを判断することになる。
一閃を使いこなすと通常戦が定型化したとの指摘、ボス再利用にも厳しい声
VGCは剣戟を高く評価する一方、一閃を使いこなすようになると通常敵や一部中ボスとの戦いがパターン化すると指摘。さらに同じボスと何度も戦う構成にも厳しく、最初の再戦では以前苦戦した相手を短時間で倒せるようになった成長を実感できたものの、こうしたボスの再利用がゲームを通じて何度も続き、7~8回目ともなると水増しに感じたとしている。
Game Informerも、後半になると敵との戦闘を終えるまで出られない戦闘エリアが頻繁に登場し、そこでもボスが再利用されるため疲労を感じたという。ただ、Gamereactorは同じようにボスの再利用が多いとしながらも、ボス戦そのものには最後まで飽きなかったとしている。
サイドクエスト自体には厳しい評価も、強化素材が報酬のため「無視しづらい」との指摘
京都では、メインストーリーの合間に装備の強化素材を探したり、サイドクエストを進めたりできる。PC Gamerは、京都をアップグレード素材を集める場所としての性格が強いと捉え、素材や街中の幻魔が定期的に再出現することも含め、そこで過ごす時間を本作のペースを鈍らせる要因として挙げている。
サイドクエストでは、武器や防具、鬼の腕の強化に使う素材も報酬として手に入る。CGMagazineはサイドクエスト自体には厳しい評価を下しているものの、強化素材を得る機会にもなっているため、単に寄り道を避ければ済むとは感じられなかったという。サイドクエストを飛ばせば、そのぶん弱い状態で、より厳しい戦闘へ向かうことになると指摘している。Gamereactorも、約30時間でエンディングへ到達するまでのおよそ半分をサイド活動に費やし、新たな能力の解放に必要な資源の多くがそこから得られるため、内容に不満があっても無視するのが合理的な選択には感じられなかったという。
一方、Push Squareは京都を好意的に見ている。当初は、オープンなエリアでの探索や寄り道によって本編のテンポが損なわれることを懸念したものの、実際にはうまく実装されていると評価。強力な幻魔を倒すにつれて探索できる範囲が広がり、京都の状況がメインストーリーにも絡むことで、ゲームの進行を感じさせる仕組みになっているとしている。



