小島秀夫監督が手がける新作ホラー『OD』は、一人用ゲームとして“怖さ”の限界を目指す一方で、怖すぎてプレイをやめてしまう人にも遊び続けてもらうシステムを考えているという。Entertainment WeeklyのXbox特集で、小島監督が本作について語ったもので、同記事では新たなスクリーンショットも公開されている。

“怖さ”の限界を超えるための新しいゲームシステム
小島監督は『OD』について、誰も見たことがないもの、新しいゲームシステムだと説明している。本作は一人用ゲームで、ほかのゲームが到達した“怖さ”の限界を超え、できるだけ怖いものにしたいと語っている。
その一方で、怖すぎてプレイをやめてしまう人にも遊び続けてもらうためのシステムを考えているとも明かした。具体的な内容については、話しすぎるとシステムのヒントになってしまうため、多くは語れないとしている。
『OD』のコンセプト自体は、『DEATH STRANDING』1作目の制作中から持っていたものだという。小島監督は多くの企業に企画を持ち込んだものの、クレイジーだ、コンセプトを理解できない、実現できないと受け止められたと振り返っている。
“恐怖をODする”とは何か
『OD』は、Kojima ProductionsとXbox Game Studiosによるプロジェクトとして、2023年12月のThe Game Awardsで正式発表された。Kojima Productionsの公式発表では、プレイヤーの恐怖のしきい値を試し、“恐怖をODする”とはどういうことかを探る作品だと説明されている。
Entertainment Weeklyも、本作のタイトルは、プレイヤーに恐怖を過剰摂取させるというコンセプトを示すものだと説明している。小島監督が今回語った「怖さの限界」や、怖すぎてやめてしまう人にも続けてもらうシステムの構想は、このタイトルに込められた方向性をより具体的に伝える発言でもある。
あわせて本作は、ゲームと映画の境界を曖昧にする作品とも紹介されている。小島監督は公式発表時、Xbox Game Studiosと同社のクラウドゲーミング技術とともに、まったく新しいスタイルのゲーム、あるいは新しいメディア形態に挑むと述べていた。
ゲームと映画の境界で進む制作
本作には、映画『Get Out』『Us』『Nope』などで知られるジョーダン・ピール氏が、複数のストーリーテラーのひとりとして参加している。具体的な担当範囲は明かされていない。
主要キャストとしては、ソフィア・リリスさん、ハンター・シェイファーさん、ウド・キアさんが紹介されている。Entertainment Weeklyによると、俳優陣との撮影はすでに始まっているという。
一方、ウド・キアさんについては、2025年11月に亡くなる前にスキャンは完了していたものの、実際の撮影は実現しなかったと同誌は伝えている。Kojima Productionsは、同氏の関与についてそれ以上の詳細を明かしていない。




