『Echoes of Aincrad』のダンジョンについて、発売に伴って公開されたメディアレビューでは、同じ構造や進行が繰り返されるとの評価が出ている。発売前の7月上旬に行われた週刊ファミ通の対談では、ゲーム総合プロデューサーの二見鷹介氏が、何度でも新鮮な気持ちで挑めるものを目指してランダム生成を採用したと説明していた。
本作は『ソードアート・オンライン』の《アインクラッド》編を、自分で作成したキャラクターの視点から冒険するアクションRPGだ。国内では2026年7月9日にPS5、Xbox Series X|S向け、7月10日にPC向けとして発売された。
Noisy Pixelは、ダンジョンが複数の区画に分かれ奥へ進む構造になっている一方、区画を突破して中ボスを倒した後も同じフロア構成が繰り返されると指摘する。同一のレイアウトや目標が再利用され、進行が引き延ばされているように感じるという評価だ。
反復性が批判されているのはダンジョンだけではない。RPGFanは、多くのクエストがアイテム収集、敵の排除、目的地への移動、ボスの撃破といった定型的な内容にとどまり、ゲームを進めても変化に乏しいと評価する。敵の種類が限られ、似た敵が繰り返し登場するほか、環境の変化にも乏しいと指摘している。
Steamのユーザーレビューでも、ダンジョンのフロアや部屋が使い回され、似た構造が繰り返されるとの指摘が複数出ている。
発売前の週刊ファミ通の対談で、二見氏はダンジョンをランダム生成にした理由を語っていた。固定されたフィールドの探索は、ひと通り回ると終わってしまうことが多いため、本作ではダンジョンの構造をランダム生成にし、プレイヤーが何度でも新鮮な気持ちで挑めるものを目指したという。
二見氏はフィールドについても、体験版で遊べる範囲には平地が多いものの、先へ進むと山が現れ、第2層では荒野や多層構造の場所も登場すると説明した。複雑な地形を自分でマッピングしながら進む楽しさや、《アインクラッド》を冒険している空気感を味わえるよう制作したとしている。
メディアレビューでは、地形の種類とは異なる観点から探索面への批判も出ている。The AU Reviewは、探索可能に見えるフィールドが、見えない壁や直線的な道、限られた進行方法によって制限されると評価。Noisy Pixelも、宝や採集物を探しても、それに見合う報酬を得にくいと指摘している。
出典
- 週刊ファミ通「特別企画 Echoes of Aincrad」(No.1958/2026年7月30日発売)
- Noisy Pixel「Echoes of Aincrad Review – Sword Art Online Finds New Life on the Lower Floors」
- RPGFan「Echoes of Aincrad Review」
- The AU Review「Echoes of Aincrad is a fair attempt at a fresh take for the Sword Art Online franchise」




