『FF7リメイク』のような3部作は今後「あってもごくわずか」――浜口D、現在の開発方式はスクエニの「道標」になり得る

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『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズ開発の中心を担ってきた浜口直樹氏が、フルスケールのゲームを3作品に分けるような例は今後「あってもごくわずか」との見方を示した。一方で、このタイトルで現在採られている開発のやり方には「いま再現できると思える成功水準」があり、スクウェア・エニックスにとって今後の「道標」になり得るとも語っている。

この発言は、TGS 2026で公開されたFinal Weaponのインタビューの中で述べられたもの。浜口氏は、『FF7』のような人気作そのものは今後もリメイクされるだろうとしつつ、フルスケールのゲームを3作品に分けるようなケースについては、「あったとしても非常に少ない」との考えを示した。

その理由として挙げられたのが、クリエイティブ面とは別に存在する大きなリスクだ。浜口氏は、第1作の売上が非常に悪く、評価も低かった場合を例に挙げ、その時点で残りの作品をどうするのかという問題が生じると説明。加えて、全タイトルを通してチームを可能な限り同じ状態に保つ必要があり、経営側にとっても大きな負担になるとした。こうした前提から、同様のリスクを取るケースは多くないだろうとの見解を示している。

また、その規模感についても、3作品にまたがるスケールという意味では、今後比較できるゲームはないかもしれないとコメント。『FF7リメイク』シリーズは、そうした意味で一種の“outlier”――例外的な存在として見られるだろうとし、それを誇りに思うとも語った。

チームを継続する効果については、浜口氏は以前からたびたび言及している。2026年7月のインタビューでは、『FF7リメイク』から『FF7リベレーション』まで9割以上のスタッフが継続していると説明。さらに2024年の『ファイナルファンタジーVII リバース』開発時のインタビューでも、前作から多くのスタッフを維持できたことが、あれほど大規模な作品を約4年で開発するうえで役立ったとし、その経験はほかのAAAタイトルにも生かせる可能性があると話していた。

今回のFinal Weaponの取材では、スクウェア・エニックスにひとつの決まったゲーム開発方法があるわけではないと前置きしたうえで、このタイトルで採られている現在のやり方について、「いま再現できると思える成功水準がある」と回答している。

以前は、ひとつのゲームが完成するとチームが分かれ、それぞれ別の仕事へ移っていたという。これに対して、現在の『FF7』には専任チームがある。現在はゲーム開発そのものが非常に難しく、作品への期待水準も非常に高いなかで、浜口氏はこのやり方について、スクウェア・エニックスにとって一種の“lodestar”――道標になり得るとの考えを示した。

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