『STRANGER THAN HEAVEN』プロデューサーの阪本寛之氏は、本作を一種の原点回帰として位置づけている。『龍が如く』シリーズがもともと備えていた、暗さや暴力性、生々しさ。そうした質感はシリーズを重ねるなかでいくぶん弱まってきたといい、本作ではそこへあらためて立ち返るという。あわせて阪本氏は、「ヤクザの起源」という重要な部分を再び描けることも、本作の大きなポイントとして説明している。
この発言は、gamescom 2026で実施され、Sega-Magにフランス語で掲載されたインタビューの中で語られたもの。通訳を介して阪本氏は、『STRANGER THAN HEAVEN』の荒々しい方向性について言及。そのうえで本作を、単なるダークでハードな新作としてではなく、『龍が如く』シリーズの変遷を踏まえたうえでの“一種の原点回帰”として説明した。
阪本氏は、『龍が如く』が当初描いていた世界は非常に暴力的なものだったと説明。しかしシリーズが続くなかで、そうした暗く、暴力的で、生々しい側面は、時間の経過とともに少し弱まってきたそうだ。『STRANGER THAN HEAVEN』では、そうした作風へあらためて立ち返ることになる。そしてそこで改めて描かれる重要な要素として挙げられているのが、「ヤクザの起源」だ。
今回のコメントで印象的なのは、『STRANGER THAN HEAVEN』のトーンを説明するだけでは終わっていない点だろう。阪本氏は『龍が如く』シリーズの変化そのものを振り返ったうえで、その流れに対する原点回帰として本作を語っている。つまり本作は、単に荒々しさを押し出した作品というだけではない。シリーズがもともと持っていた暗さや暴力性、生々しさを、あらためて見据え直す一作として位置づけられている。



